
「異常なし」と言われた、あなたへ。
診療の外にある、食養生の知恵を。
外来の10分では届かない、食と栄養の知恵を医師がお届けします。
不意に発症する大きな病ほど人生を変えてしまうものは、そうありません。多くの人は、それに備えることができていません。
そして、それは私にも起きました。何度も。
思春期にバセドウ病。
医師として研修を終えた後、うつ病。
時が経って今度はバセドウ病の再発、卵巣嚢腫。
ひとつずつ克服できた(お薬で抑えていた)と思ったら、最後は難病のSLEとループス腎炎。とうとう、余命の話まで聞く羽目になりました。
大量のステロイドで、かろうじて腎機能を持たせ、一応生き延びました。担当医からは「もう冒険も無理もできない。静かに暮らすしかない」と言われました。他の多くの医師たちも「受け入れる以外ない」と言いました……私は、受け入れられませんでした。
だから答えを探しに行きました。日本全国の統合医療・補完医療の医師を訪ね歩き、薬だけに頼らない療法の知恵を求めました。彼らが教えてくれたのは、それは現代医学を補完し、真の健康をつくる助けになる、ということでした。食を整えることで体は応えてくれました。
今思えば、いろんな小さなことの積み重ねです。そういう小さなことを見て見ぬふりをしてきたがために、診断が下りるほどの病気になり、人生を止めてしまう結果になっていました。私自身はすでに、体の変化をやさしく受け止めていくツールやプロトコルを自分で手に入れています。
医師としての通常の診療は、目の前の患者さんに向き合う仕事です。でも、外来の10分では、食や栄養の話はわかってもらうことができません。
「異常なし」と言われ、それでも不調を抱えたままの人たちへ。自分の体のケアは、自分の体の働きを知らなければ、小さな変化に気づけません。その知恵を届けること、そして安心して相談できる場所をつくること。私が学んできたことを、診療の外で届ける場所が必要でした。それが、このラボです。

自分の苦難を悲劇で終わらせず、人の役に立てる使命に変えました。
— 私ひとりの力では、すべての人を助けることはできません。でも、私の言葉が少しでも届き、誰かの人生を動かすきっかけになるなら、それ以上の喜びはありません。